歌うメッセンジャーの綿引ゆうです。
ボーカルの方が人前で演奏する時、伴奏者さんをつけたい場合がありますよね。
会場の方で用意してくれる場合もありますが、自分で探さなければいけない場合も多くあります。
「でも、どうやって探したらいいの?」「どんな人を伴奏者に選べばいいの?」
今回は、伴奏者の探し方、選び方についてお話ししたいと思います。
もくじ
主な伴奏楽器
一般的な伴奏楽器は、主に2つあります。
ピアノとギターです。
歌うジャンル、曲調によってどちらかを選ぶことになります。
自分の望むサウンドに合わせて、どちらかを選びましょう。
ボーカルセッションで伴奏者を探す
それでは具体的な、伴奏者の探し方をみていきましょう。
ボーカルセッションとは?
ジャンルにもよるのですが、ジャズなどは「ボーカルセッション」というものがあります。
ボーカルセッションとは、伴奏者に演奏してもらい歌うことができるイベントです。
主に、ジャズバーなどで開催されることが多いです。
お店のホームページなど概要をよく確認して、参加してみましょう。
インターネットで「(地名)+ボーカルセッション」などと検索すると、各地で開催されるものを見つけることができます。
自分の歌いたい曲の楽譜を伴奏者さんに渡して、演奏してもらうことができます。
メロディーとコードが書かれた楽譜(Cメロ譜)を持参するといいでしょう。
必ず、自分の歌いたいキーの楽譜を用意しましょう。
Cメロ譜の例
ボーカルセッションには、セッションホストと呼ばれるイベントを仕切って、司会進行を務めている方がいます。
何分くらい、何曲まで、歌う曲のジャンル、歌える順番など、お店ごとに細かいルールが違います。
セッションホストさんの指示に従って、参加しましょう。
この場にいる伴奏者さんは、お店の人がボーカルセッションのために用意した、伴奏のプロフェッショナルです。
楽譜をその場で見て、イントロからエンディングまで弾いてくれます。
そして、彼らと信頼関係を作ることで、このお店以外であなたが行うライブの伴奏を、個人的に依頼することも可能になります。
伴奏者さんと信頼関係を作る
ボーカルセッションに何回か通い、伴奏者さんと仲良くなりましょう。
まず、名前と顔を覚えてもらい、仲良くなることが大切です。
この人の伴奏はやりたくないと思われたら、伴奏を引き受けてもらえなくなってしまいます。
ある程度、信頼関係ができてから依頼すれば、引き受けてもらえる可能性は高くなります。
日時や条件を具体的に依頼する
この時、漠然と、「いつかライブで歌いたいなと思っていて、その時は伴奏お願いしたいのですが・・・」という感じはやめた方がいいです。この人は本気で依頼しているとは思ってもらえず、相手にしてもらえません。
X月X日、どこどこで、どの曲を何曲歌うとか、具体的に伝えた上で、おいくらでお願いできるか伺う方がいいです。
一度引き受けてもらえれば、次からは頼みやすくなりますので、最初が肝心です。
失礼のないように丁重にお願いするのは当然ですが、一番大事なのはハートです。
どうしてもあなたにお願いしたいという気持ちが伝わるように、心を込めてお願いするようにしましょう。
初心者の私なんかの伴奏引き受けてくれないんじゃないか・・なんて悩んでいても始まりません。
断られてもともとくらいの気持ちで、依頼してみましょう。
伴奏を引き受けてもらう料金の相場
セッションに来ている他のボーカルの方に聞けば、いくらくらいで伴奏をやってくれるか、相場の情報が手に入るかもしれません。
ちなみに、伴奏者を4〜5時間程度拘束する場合の相場は、1万円〜となります。
もちろんキャリアにより違いますが、最低でもこれくらいかかります。
場所により交通費が別途必要になったり、伴奏者さん用の食事を用意したりしなければならないこともあります。
伴奏者を探す上で一番大事なのは◯◯
伴奏者を探す上で、一番大事なのは相性です。
どんなに演奏が上手い方でも、なんとなく歌いにくいなと感じたら、他の伴奏者を探した方が無難です。
セッションはたくさんの場所で行われていますので、いろんな場所に顔を出して、自分と合いそうな人を見つけるのが得策です。
気に入った人が見つかり、誠意を込めて依頼したとしても、スケジュールが合わないなどの理由で引き受けてもらえないこともあります。
一人だけに絞らず、何人か候補の方を見つけておくと安心ですね。
焦らず気長にセッションに通って、自分に一番合う伴奏者さんを見つけてくださいね。
まとめ
ボーカルにとって、伴奏はとても重要です。
誰に伴奏してもらえるかが、ボーカル活動の明暗を決めます。
伴奏者は慎重に選びましょう。
そして、セッションに行って、伴奏者さんと仲良くなりましょう。
そうして顔を広げていけば、自分にあった伴奏者さんと出会うことができますよ。
この人だ!という伴奏者さんが見つかったら、積極的にオファーしていきましょう。
断られることもあるかもしれませんが、根気よく探せば自分にぴったりの伴奏者がきっと見つかりますよ。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。