「ピアノを弾くと歌が歌えない!」を克服する弾き語り練習方法のコツ。

シンガーソングライターの綿引ゆうです。

ピアノの弾き語り、かっこよく演奏したいけどどうしたらいいのかしら・・・

歌を気持ちよく歌うと、ピアノがおろそかになってしまうし、

ピアノに集中すれば、歌が歌えなくなってしまう・・・

弾き語りの一番難しい部分であり、ここで挫折してしまう方が多いように思います。

私も、ここから抜け出すのにかなり苦労しました。ピアノを弾くのに一生懸命になってしまい、表情豊かに歌うということがどうしてもできなかったのです。

しかし、さまざまな練習法を試した結果、これを克服することができました。

どうやったのか気になりませんか?

この記事では、私が日々試行錯誤して、編み出した練習法をご紹介します。

 

*この記事の内容を、以下の動画でも話しました。中央の再生ボタンを押してご覧ください。

 

 

無意識を意識的に作り出す?

弾き語りというのは、「歌う」と「ピアノを弾く」という2人でやる作業を1人でやっている、とてもアクロバティックな作業です。

本来、人間の脳は同時に2つのことをできないようになっています。ですが、日常を探すと、私たちは知らずに同時に2つのことをやっています。

例えば、

・車の運転をしながら助手席の人と会話する

・歩きながら食べる

・歌いながら楽譜のページをめくる

 

いずれも、頭で考えなくても無意識にできるくらい毎日やっている作業です。

こんな風に無意識に歌いながらピアノを弾くことができれば、弾き語りが楽にできるようになります。

「歌う」「ピアノを弾く」という2つの動作を、無意識でできるように練習してみましょう。

まずは歌から!

一般的に「ピアノを弾く」よりも「歌う」ほうが、簡単です。

なぜかというと、歌うことは「しゃべる」という人間の基本的な動作に近い作業です。一方、「ピアノを弾く」という動きは、人間の基本的な動作の中にない繊細な指の動きを必要とします。

ですので、まずは歌を無意識レベルで歌えるくらいに、一つの曲を歌い込みましょう。

無意識レベルとは、気分のいい時に知らずに出てしまう鼻歌のレベルです。何も考えることなく、どこからか湧き出してきたかのような感覚で歌う感じです。無駄な力が入ることなく、リラックスした気持ち良い感覚を思い出してください。

楽譜や歌詞を見ている状態では、無意識のレベルに達することはありません。見るという行為は、意識的にしかできないからです。ですので、メロディーも歌詞も覚えてしまいましょう。

それができるようになったら、次は歩きながら、着替えながら、料理しながらなど、何かをしながら歌う練習をしてみましょう。

この時、あまり真面目に練習しようとしてはいけません。あくまでもリラックスして、お酒でも引っ掛けてるかというくらいのおふざけのテンションで調度いいくらいです。

最初は、比較的簡単な「歩きながら歌う」をやってみてください。

できるだけ脱力して、何気なく歩きながら歌ってみましょう。最初は少しぎこちなかったりしますが、これはすぐ慣れてくると思います。

 

次は、「着替えながら歌う」をやってみましょう。

まずは、着替える手が止まることなく、なおかつ、歌が途切れることなくできるように意識してみてください。

これがスムーズにできるようになったら、今度は「着替え」と「歌」に向ける意識の割合を、「3:7」くらいにします。歌を思いっきり歌いながら、着替えをするのです。

「ボタンを掛ける」などちょっと複雑な動きと、歌の難しいところ、複雑なリズムのところなどが重なると難易度が上がります。適度に難易度を取り入れて、楽しみながらやってみてみましょう。

「無意識に歌う」ことができれば、だいぶ弾き語りも楽になってきます。

 

次はピアノも無意識に!

今度は「ピアノを無意識に弾く」をやってみましょう。

一見、不真面目に見えるのですが、とても有効な練習法をご紹介します。

それは、ピアノ以外のことを考えながらピアノを弾くというものです。

 

あなたは、ピアノを弾いている最中に「お腹すいたな」とか雑念がよぎることはありませんか?

あるいは、

「明日は雨降りそうだな。」

「昨日あんなひどいこと言われたー」

とか、関係ないことを考えていることはありませんか?

あれを意識的にやってみるのです。

 

ピアノの時も、歌と同じく楽譜なしで弾けるまでよく練習しておきます。

そして、同じ曲を休まず弾き続けます。

→弾き続ける→弾き続ける→リピート・・・・

 

「もうやめたいなー。退屈。疲れた・・・。」

 

はい、心の声が聞こえてきましたね。

そうしたら、この心の声をもっと聞いてあげます。

間違えても何がおきても、絶対にピアノを弾く手をやめてはいけません。

 

「何でこんなことしてるんだろ?」

「あっそうだ。あれ買うの忘れてた!」

とか、次々に雑念が出てきたらそれに集中していきます。

 

「雑念:ピアノ」の割合は、最終的には「7:3」くらいにできるといいです。ピアノの手は止めないけれども、雑念の方に集中するようにして弾くのです。

これを続けると、だんだんとピアノを弾いている感覚をなくし、無意識に弾く状態を作ることができるようになります。

聞きながら練習法

別の違う音を聞きながら、ピアノを弾くというのもいい練習になります。

例えば、

・テレビをつけて聞きながら

・向こうで話してる会話を聞きながら

など、何か別の音を聞きながらピアノを弾いてみてください。

最初は、耳に気を取られてピアノが乱れてしまいます。それでも、構わず弾き続られるまでやってみましょう。

これをすることによりピアノ無意識状態がかなり鍛えられ、

歌に感情を込めて歌いながらも、ピアノを冷静に弾くということができるようになります。

まとめ

弾き語りとは、「歌う」「ピアノを弾く」という別の動作を一度にするという、

とてもアクロバティックな行為です。

まずは歌えるようになるまで、弾けるようになるまで、

歌とピアノを別々に十分に練習しましょう。

ポイントは「無意識レベルで歌う・ピアノを弾く」ですよ!

「不真面目・ながら練習」を楽しんでやってみてください。

 

弾き語りの主役である「歌」を引き立たせるための

安定したピアノ伴奏ができるようになれば、ググッと実力がアップします!

さあ、あなたも、今日の練習から試してみてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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