【ピアノ弾き語り】ポップスコードの簡単ボイシングとアレンジのコツ

歌うメッセンジャーの綿引ゆうです。

ピアノの弾き語り、コードを覚えて一通り弾けるようになると、

欲が出てきて、どこか物足りなくなってきませんか?

プロの方のサウンドと自分のを比べると、なんか薄っぺらい気がするのです。

何が違うのかと、難しい理論書を頑張って読んで見ましたが、ちんぷんかんぷん・・・。

全く頭に入ってきませんでした。

 

そのうち、ちょっとしたコードの押さえ方のコツをつかんで、カッコいいサウンドを作ることができるようになりました。

私が実践している、理論書なしでできる簡単なボイシング、アレンジのコツをお伝えしてみたいと思います。

 

*この記事の内容を、以下の動画でも話しました。中央の再生ボタンを押してご覧ください。

 

ボイシングでサウンドが決まる?

ボイシングとは、あるコードを押さえる時のその押さえ方のことです。

例えば、Cコードを考えます。Cコードは、ド、ミ、ソから構成されます。

しかし、同じド、ミ、ソでも、以下の楽譜のようにいろいろな押さえ方があります。

この楽譜の通りに、弾いてみました。以下の再生ボタンを押して聞いてみてください。(音が出ます)。

押さえ方を変えただけなのに、様々なイメージのサウンドに変化していますね。

 

それでは、ここからボイシングのコツをできるだけ簡単に説明してみますね。

 

できれば基本形は使わない

例えば、Cコードの構成音はドミソです。

よくある基本的な押さえ方は、左手はルート音(ド)右手は和音でCの構成音(ドミソ)となります。

 

そのまま押さえると、こうなりますね。

 

この時の右手の形は、基本形と言います。

Cコードのルート音であるCが、一番下にある形です。(ド・ミ・ソ)

 

Cコードのサウンドとしては、正解です!

でも、なんとなく堅苦しいというか、今っぽくなくなってしまいます。

 

私がこの基本形でイメージするのは、モーツァルトの楽曲です。

例えば、これ↓

冒頭から、基本形が使われています。

モーツァルトのサウンドも大好きなのですが、現代ポップスのサウンドとはだいぶイメージが違います。

 

同じく、Cコードの転回形を見ていきましょう。転回形とは、コードの構成音の並び順を変えた形のことです。

 

基本形から、ルート音(ド)を上に持ってきた形を、第一転回形、

 

更に、第一転回形のルート音(ミ)を上に持ってきた形を、第二転回形といいます。

 

転回形にすると、堅苦しさが取れて今っぽくなるのです。

ですので、「ポップスのアレンジでは基本形はできるだけ使わない!」

というのを、頭に入れておいてください。

 

特に、ど頭のコード、フレーズの最初で基本形を使うと固く聞こえます。

このため、基本形からコードを弾き出さないようにしましょう。

それだけでも、だいぶこなれた感じに聞こえます。

 

両手はつかず離れず

左手のベース音(ルート音)と右手の和音は、つかず離れずの距離を保ちましょう。

 

なぜかと言えば、左右の音がくっついていると、一つの塊として聞こえてしまうからです。

 

ベースとコード、それぞれの役割があるので、それをはっきりさせるために少し離しましょう。

具体的には、そのコードの構成音を一つ以上は必ず飛ばします。

例えば、Cコードを弾く場合を考えます。このとき、ド・ミ・ソが構成音です。

下の図、緑で丸をしたを飛ばします。そして、右手をソ・ド・ミと押さえれば、左右が別の役割を果たすことができます。

 

 

かといって、両手を離しすぎてはいけません。

右手と左手の間隔が空きすぎると、スカスカな感じのサウンドになります。

何か物足りない、重みのないサウンドです。

 

音の聞こえ方は個人差もあるので、一概には言えないのですが、

私の場合は、両手の間が1オクターブ半以上開くと、スカスカに聞こえます。

ですので、最初によく考えてから、両手のポジションを決めましょう。

 

また、どうしても両手が1オクターブ半以上離れてしまう場合もあります。

特に、右手でメロディーを弾く場合などです。

右手でメロディーの高い音を弾かなければならない時に、やむを得ず左手と離れてしまうことがあります。

 

そんな時は、

この方法でスカスカを回避しましょう。

 

両手の間にあるコードの構成音を左手で(または右手で)弾いて、間を埋めるというやり方です。

間を音で埋めることでスカスカ感がなくなり、重厚感のあるサウンドになります。

 

例えば、次の場合を考えます。左右の間が1オクターブ半以上空いて、スカスカなサウンドになってしまいます。

(青を左手赤を右手で押さえた場合です。)

 

これを回避するために、左右の間を緑で丸をした音(Cの構成音)で埋めると、重厚感のあるサウンドになります。

左手で、ミ・ソ・ド と弾き、右手でソ・ド・ミを弾きます。

 

最後の音は例外!9thを入れるとオシャレ

そして、両手が唯一離れすぎてもいい場合があります。

曲の、一番最後の音です。

それまで左右の間隔が狭い状態から、右手は高い方へ、左手は低い方へ音を飛ばします。すると、「ここで終わりなんだ」とわかりやすく、安心感のあるサウンドになります。

思い切り、2オクターブ以上左右を離すと、いい感じになりますよ。

 

そして、最後の音に、ちょっとおしゃれ感を出すコツをお伝えします。

それは、9番目の音を足すのです。

例えば、Cキーでいうと、ルート音「ド」から数えて9番目の音「レ」を加えるのです。

これにより、CからCadd9(シーアドナインス)というコードになります。

Cにadd (加える)9(9番目の音を)という意味です。

 

一音足すだけなのですが、大人っぽい素敵なサウンドになります。

特に、曲の一番最後の音というのは、余韻がすごく印象に残ります。

ここで、効果的に9thの音を使って、おしゃれな印象を残しましょう。

 

まとめ

理論書を読まなくてもできる、簡単ピアノ弾き語りボイシングのコツをお伝えしました。

 

まとめると、

・コードはできるだけ基本形で弾かない

・両手はつかず離れず

・最後の音だけは例外!両手の音をあえて離して、9thを加える

 

これだけで、ぐっとオシャレなサウンドになります。

理論がわからなくてもできるものばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。