ピアノを聴いたり弾いたりすると眠くなる理由と対処法

歌うメッセンジャーの綿引です。

ピアノの音色を聴いていると、気持ちよくなって眠くなってしまうということありませんか?

また、自分がピアノ弾いている時でさえ、眠くなってうとうとしてしまうなんてこともあります。

ピアノの音色は、なぜ眠気を誘うのでしょうか?

その理由と対処法について、お話ししていきたいと思います。

聴いていると眠くなる理由

ピアノの演奏を聴いていて眠くなるのには、主に3つの理由があります。

3つの理由について、対処法も含め説明します。

プロの弾くピアノは、心地がいいから

プロの方のピアノの音色というのは、本当に美しくて心地よい眠気を誘います。

なぜなら、プロの演奏は訓練が行き届いているので、不快な音が全くないからです。

逆に、初心者の場合は、間違えては止まり、また少し弾けば止まり・・・これの繰り返しです。

また、指がコントロールできていないので、適切に強弱をつけることができません。

このため、微妙なタッチで演奏ができず、音量が不必要に大きくなりがちです。

これらのことから、音楽がスムーズに流れていきません。

なので、聴いていると眠くなるどころか、ものすごくストレスを感じてしまいます。

それどころか、イライラが増して耳を塞ぎたくなる・・・なんてこともあります。

しかし、プロのピアノ演奏は、そういった不快な音は全く無く、音楽がスムーズに流れていきます。

そのため、聴いていてどこまでも心地がいいのです。

その上、特にピアノコンサートの会場はライトが落とされて、心地がいい椅子が用意されています。

そこに、美しいピアノが聴こえてくるのです。

そのような快適な空間に居たら、うとうとしてしまうのは、生理的に仕方ないとも言えます。

このように、人間は気持ちいい状態におかれると、眠くなってしまいます。

例えば、マッサージを受けている時も、人は同じように気持ちよくなって眠くなります。

私は肩こりがひどいので、よくマッサージを受けます。

これがとても気持ちよくて、施術してくださる方に悪いなと思いながらも、睡魔に勝てず絶対に寝てしまうんです。

極上のピアノも、これに近い生理的な心地よさがあります。

そのため、基本的に眠くなるのは避けることはできません。

このため、「この方の演奏を絶対聴きたい」とお金を払ってチケットを買ったコンサートでさえ、うとうとしてしまう場合があります。

最悪眠ってしまった場合、いびきをかくのは音が出るのでNGです。

しかし、少しうとうとするくらいでしたら周りに迷惑もかかりません。

かといって、演奏者への配慮やマナーとして、できるだけ眠らないようにしたいものです。

そのために、コンサートに行く前は、よく寝て疲れをとっておくといいです。

眠くなるというのは、そもそも寝不足だったり、疲れていたりする場合があるからです。

その状態で、心地よい演奏が聴こえてきたら、爆睡してしまうのは当然のことです。

また、満腹の状態も、眠気を誘う原因になります。

そのため、適度に食事をとっておくのがいいですね。

空腹でお腹がなってしまうのも、よろしくないですからね。

未知のジャンルの音楽に、頭がついていかないから

眠くなる理由として、未知のジャンルの音楽に頭がついていかないからというのがあります。

以前、テレビで、「赤ちゃんの夜泣きを止める裏技」が紹介されていました。

わんわん泣き叫ぶ赤ちゃんに、激しくシャウトしているようなハードロックの音楽を聴かせるのです。

30秒ほど聴かせると、赤ちゃんはピタッと静かに泣き止み、落ちるように爆睡していました。

すべての赤ちゃんがそうではないようですが、高確率でこの裏技が有効とのことでした。

赤ちゃんにとって、ハードロックは今まで聴いたことのない、未知のジャンルの音楽なのです。

こんな風に、今まで聴いたことのない未知の音楽を聴くと、脳の処理能力が追いつかなくなります。

これによって、脳はすべての情報をシャットアウトしようとし、休眠状態になります。

これによって、眠くなってしまうのです。

私の例をあげると、普段聴きなれないジャンルの曲を聴いた時に眠くなります。

それまで聴いたことのない民族音楽などを聴くと、理解しきれないのか、眠くなってしまう傾向があります。

この場合の対処法としては、事前にその音楽を聴いたり調べたりしておくといいです。

先ほど例に挙げた、民族音楽の場合で説明します。

例えば、どこの国の音楽なのか、どんな楽器で演奏されているのか、この音楽にはどんな特徴があるかを事前に調べておきます。

また、この曲が作曲された背景なども、予備知識として入れておくとよりいいです。

そうすることで、「この悲しげなメロディーは、部族間の争いで亡くなった妻を想う気持ちの表現なんだな」とか、作曲者や演奏者の気持ちに共感することができます。

すると、未知の音楽ではなくなり、眠くなることなく曲を楽しむことができます。

知らない曲に興味が湧かないから

人は、知っている、聴いたことがある音楽に対して、いい音楽だと感じ興味を持つ習性があります。

例えば、今聴いているピアノ演奏から、テレビCMなどで使われているような、自分がよく知っているフレーズが聴こえてくるとします。

そうすると、「これ知ってる!」と急に興味を持って聴くようになるわけです。

ですので、コンサートに行く前に演奏される曲がわかっている時は、事前に聴いて勉強しておきましょう。

そうすることで、知っている曲ばかり流れるようになり、眠気防止になります。

そして、よりコンサートを楽しめるようになります。

次は、ピアノを練習している時など、弾いている最中に眠くなる理由と対処法をお話しします。

弾いていて眠くなる理由

ピアノを演奏している時も、眠くなってしまう場合があります。

しかし、その原因を知ることができれば、対処することができます。

私は、眠くなる原因を理解し、工夫して対処することで、練習中に眠くなるということがなくなりました。

以下、ピアノを弾いていて眠くなる理由と対処法について説明します。

長時間練習しているから

長時間練習をすると、どうしても眠くなるし、効率も悪くなります。

そのため、私の場合、どんなに長くても1回の練習時間は30分程度にしています。

そして、「もう少しやりたいな」と思うところで、一旦休憩を入れます。

これを何回も繰り返せば、長時間弾いても疲れにくくなります。

特に、ピアノを弾くのに慣れていない子供や初心者の方は、長い時間集中できないことが多いです。

この場合は、1回の練習時間をさらに短くして、10〜15分程度にすると集中して効率よく練習ができます。

練習に変化がないから

練習に変化がないと、つまらなくなって、眠くなりやすくなります。

そのため、飽きないように練習内容に変化をつけるといいです。

練習する順番を変えたり、少しいつもと違う曲を弾いてみたりするとか、何か変化をつけてみるといいです。

毎日、同じ曲を練習する場合でも、前から順に弾くのではなく、最後の部分を先に練習してみると、新鮮に感じられると思います。

練習の目的を理解していないから

練習の目的を理解していないと、退屈に感じ眠くなりやすいです。

特に、指のトレーニングのための練習曲は、同じフレーズを延々と繰り返すような退屈なものが多いです。

「なんでこんなつまらないことやってるんだろ・・・」と、ただ、漠然と弾いていては、退屈になりやすく、眠気が強くなります。

ですが、例えば「薬指と小指の打鍵する力が弱いので、そこを強化する」という目的があったとします。

「薬指と小指の力をつけるために、この練習曲をやっている」と練習の目的を理解すれば、それが有意義に感じられるようになります。

なので、レッスンの先生から与えられた課題に対して、これをやるとどんな効果があるのか考えてみましょう。わからなければ、先生にその理由を尋ねてみましょう。

練習の目的を明確にすることで、練習の意味を感じるし、眠気を感じることもなくなります。

動機を明確にしていないから

ピアノを演奏する動機が明確になっていない場合でも、眠くなってしまう場合があります。

そもそも、何のために、どこに向かってその練習をしているかわからないと、眠くなってしまいやすいです。

しかし、ピアノを演奏する動機を明確にすれば、眠くなることはありません。

例えば、1週間後に発表会を控えているとします。

そうすると、そこでみっともない演奏はしたくないと思うでしょう。

そうなると、眠くなっている暇などなくなります。

このように、動機が明確になっていれば、より効率よく練習をしようという気持ちになります。

この時、より動機を明確にするために、「何に向かっているのか」「いつまでにやるのか」など、目標や期限をつけることが重要です。

自分が何に向かって、いつまでに、そして最終的にどのようなピアノを弾きたいのか、これが明確になれば、眠くなるという感覚はなくなってきます。

体内のバイオリズムがあるから

それでも、人間ですから眠くなる場合はあります。

睡眠を十分にとっていても、昼食の後、午後は眠くなるものです。

体内にはバイオリズムがあり、起床から7〜8時間後に眠くなったり効率が悪くなったりする時間帯があるのです。

その時間帯に練習をしないことで、眠くなることを回避することができます。

そうした対策をしても、どうしようもなく眠くなったとしたら、私だったら諦めて寝てしまいます。

ただ、それでも練習しなければならない場合は、何時間も寝てしまわないように、ある方法を使います。

それは、寝る前にコーヒーを飲むというものです。

コーヒーにはカフェインが含まれているので、眠気覚ましとして有効です。

なぜ、寝る前に飲むかというと、カフェインが効いてくるのは、飲んでから15〜20分後だからです。

飲んですぐ寝れば、カフェインが効いてくる15分後くらいに、すっきり起きられるというわけです。

コーヒーを飲んだ直後は、体が温まり、一時的に眠くなる作用もあるそうです。

これを使うと短時間ですっきり起きられて、また練習を再開することができますよ。

まとめ

今回は、ピアノを聴いている時、弾いている時に眠くなる原因と、対処法についてお話ししました。

ピアノの音は心地いいので、生理的に眠りを誘いやすくなります。

それぞれの場合において、今回お話しした対処法を意識すれば、眠くなりにくくなります。

ぜひ、試してみてください。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。