楽譜が読めないけど耳コピでピアノを弾くメリットとデメリット

歌うメッセンジャーの綿引ゆうです。

ピアノを弾くのに、もちろん楽譜は読めたほうがいいですよね?

膨大にある曲を、数をこなし弾いていくには、楽譜なしでは限界があるからです。

でも、楽譜が読めないからとピアノを諦めてしまってはもったいないです!

耳を鍛えることで、楽譜に強くなくてもピアノを弾くことができるようになります。

うちの娘は小5ですが、本当に楽譜が嫌いです。

そして、彼女の場合、楽譜を読まないですまそうとするがために、耳が異常に発達しました。

ベートーベンのソナタ、ショパンのワルツなど、楽譜に頼らず耳コピで弾いてしまいます。

果たして、これはいいことなのか、悪いことなのか考えてみたいと思います。

うちの娘の場合

4歳からピアノを始めた、小学5年生の娘の話です。

彼女は、幼少より譜読みのワークなどしてきているので、楽譜は読めなくはないはずです。

ですが、耳コピするほうが、断然得意なのです。

耳コピとは、楽譜を読む事なく、耳から聞いた音楽を演奏するという意味です。

曲をもらうと、レッスンで先生に何回か弾いてもらい、覚えてきてしまうのです。

うちでは、楽譜を開いているのを見たことがありません。

しかし、だんだん弾く曲も複雑なものになり、ソナタなどの難曲を弾くようになってきました。

これでは、耳コピでは追いつかなくなるのではないかと、親としては心配していました。

先生も、楽譜に強くなっておいたほうがいいと言っていました。

それとなく、先生からも楽譜を読むように促してもらっていますが、全く効果なし・・・

未だに、ほぼ耳コピで弾いているのです。

私は、耳コピでベートーベンのソナタやショパンのワルツを弾く人を、他に見たことがなかったのです。

ある意味、耳の良さに賞賛しつつも、このままで良いのか不安がありました。

 

なぜ、彼女が楽譜を読まなくなったのか?

私自身の子供の頃を思い出すと、ピアノを習っていたら、知らぬ間に楽譜が読めるようになっていました。

こんな風に、もっと違う曲が弾きたいからと次々読んでいくうちに、読めるようになるのが普通なのかなと思います。

娘がこうなってしまった原因の一つが、幼少期に電子ピアノをリビングに置いていたことです。

電子ピアノには、自動演奏機能があります。再生ボタンを押すだけで、数百の曲を聞くことができます。

娘は、これをおもちゃ代わりに再生して、気に入った曲を何度も聞くということをやっていたのです。

そして、その中の一曲を、(確かバッハのガボットだったと思います。)

気づけば、完全に耳コピで弾いていました。

娘はこの体験から、「耳コピでピアノは弾ける!」と自信を持ったようです。

それ以来、楽譜をほぼ見ずに、ピアノを弾いてきていました。

耳コピでピアノを弾くメリット

暗譜する必要がない!

暗譜とは、楽譜を見ないで弾くことをいいます。

楽譜を見て弾いている人は、暗譜のための練習が必要です。

楽譜をしっかり頭に入れて弾いたほうが、より完成度が高く演奏できるからです。

ですが、暗譜の練習は、いわば漢字や英単語を覚えるような、本当に骨が折れる作業です。

しっかり暗譜できた後でも、ワンフレーズだけフッと忘れてしまうこともあります。

本番での緊張のあまり、頭が真っ白になるということもあります。

ところが、耳コピで覚えると、弾けるようになるまでの段階で音楽が頭に入っています。

だから、そもそも、暗譜という概念がありません。

音楽を立体的に捉えることができる

楽譜というのは、音の高さや長さをだいたいにおいて書き表したものです。

ですが、音楽のすべての情報を楽譜に記すことはできません。

立体的な深みのある音楽を、平面の記号だけで表現する事はできないのです。

だから、実際の演奏を聞いたり見たりしないと、その曲を本当の意味で理解することは難しいのです。

言葉もそうですよね。

文字からでも、ストーリーや意図している事は伝わります。

ですが、作者が、どんな声の大きさで、どんなテンポで、どんな感情を意図しているかは、読む側の想像力に任せられています。

楽譜が得意ですぐに譜読みできてしまう人は、表面的に音楽を捉えがちです。

楽譜の奥に流れる立体的な音楽を感じる想像力がなくても、弾くことができてしまうからです。

指が早く動いて、テクニック的に素晴らしくても、機械のような棒読みで弾いたピアノには心が動きません。

ですが、楽譜を読まずに耳コピで覚えていく方法だと、自然と立体的な演奏になります。

お手本となる素晴らしい演奏を聞こえたように忠実に弾いていれば、棒読みになりようがないのです。

デメリット

弾けるまでに時間がかかる

これが、最大のデメリットではないかと思います。

耳コピだけで弾くという事は、全てを頭の中に記憶していかないといけません。そのため、楽譜を見て弾く私よりも、曲が完成するまでに時間がかかるのです。

娘の場合は、どうしても楽譜に頼りたくないようで、最近はどんどん腕をあげ、1度や2度聞けばコピーできるようになってきています。

ですので、努力次第でデメリットすら克服してしまう事はできそうですね。

楽譜を読める人へのコンプレックス

これはあくまで、娘の場合ですが、

自分より小さな子が、発表会で楽譜を見て弾いているのを見て、「すごい!」と驚いていた事がありました。

楽譜が読める、読めないの話題になると、気まずそうにしているのが見て取れます。

「逆に、そこまで耳がよくて楽譜なしで弾けるのが羨ましいんだけど・・・」と私はいつも思います。

本人にとって見たら、「みんなができるのに私だけできない」とコンプレックスを感じているようです。

まとめ

楽譜が読めなくてもピアノが弾けることには、メリットとデメリットがあります。

メリット

暗譜をしなくていいこと

音楽を立体的に捉えることができること

デメリット

曲を仕上げるのに時間がかかること

楽譜を読める人に対するコンプレックスを持ってしまうこと

楽譜が読めても読めなくても、良いピアノが弾ければそれでいいのですから、

「どちらでもいいんじゃないの?」というのが、私の意見です。

これから我が子がどのように育っていくか、見守っていきたいと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。